【3/26更新】平成29年度補正予算 IT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業費)について

2018年に向かって

平成29年12月22日に平成30年度予算と平成29年度補正予算案が閣議決定されました。

昨年実施された、中小企業・小規模事業者向けにIT導入のための経費の一部が助成されるIT導入補助金が今年も実施されることになりました。
詳細な情報もいくつか出てきましたので、ご紹介いたします。

平成30年3月26日 : 導入支援事業者向け説明会の内容を踏まえ、最新情報に更新しました。説明会時点での情報ですので、変更が入る可能性があることをご了承ください。

予算額

平成29年度補正予算額:500億円

事業の内容

・中小企業等の生産性向上を実現するため、バックオフィス業務等の効率化や新たな顧客獲得等の付加価値向上(売上向上)に資するITの導入支援を行います。

補助額・補助率

補助額:15万円〜50万円
補助率:1/2

申請期間

・交付申請期間:平成30年4月20日〜6月4日
・交付決定:平成30年6月14日(予定)
・事業実施期間: 〜 平成30年9月14日

昨年度よりもスケジュールには多少余裕を持っているようです。
交付申請は、私たちのようなIT導入補助金の対象となるITツールを登録している、導入支援事業者経由で実施します。

申請にあたって

1.申請時に生産性向上計画の作成・提出を求め、各社の成長戦略(事業課題、将来計画等) とIT等の導入設備の必要性について明確化。
2.ITツールを導入した成果(労働生産性の向上率等)について、国への報告を義務付けます。
3.その他、おもてなし規格認証や、第三者による生産性向上計画の作成支援、セキュリティ対策への配慮等を盛り込むなど、サービス産業等の生産性向上施策等との連携を図ります。

昨年の加点要素となっていた、経営力向上計画の認定は今回は加点要素とはならないようですが、今回のIT導入補助金は「おもてなし規格認証」をかなり重視しているようです。
https://www.service-design.jp/
「おもてなし規格認証」の規格項目の中で、ITが絡む項目をIT導入補助金で導入支援するという位置付けとしているようです。

そのほか、セキュリティー対策も重視しており、IPAが実施している「SECURITY ACTION」への取り組み宣言が必須となる模様です。
https://www.ipa.go.jp/security/security-action/

また、交付申請にあたって必要となる事業計画については、IT導入補助金事務局のホームページから「経営診断ツール」というツールが使えるようになるようです。

前年より1社あたりの補助上限金額と補助率は縮小されていますが、それでも50万円の補助は大きな額です。ぜひうまく活用してください。

IT補助金パンフレット

エーアイティ研究所は2018年度IT導入補助金 支援事業者に採択されました

昨年に引き続き、IT導入補助金支援事業者としてエーアイティ研究所は採択されました。
皆様の生産性向上・業務効率化に貢献する様々なITツールを取り扱っておりますので、IT導入補助金についてのご相談はお気軽にご連絡ください。

IT導入補助金

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