Cybozu Days 2017に参加した際に、kintoneプラグイン開発のハンズオンを体験しました。Javascriptカスタマイズは経験していたものの、そのセッション内で全てを理解するのは難しく、自社に戻りコツコツ試していました。その中で、プラグインをkintoneに読み込んだ際に「不正なリクエストです」というエラーが発生したことがありました。ググってみても対処方法が出てこなかったため、チェックポイントをメモしておきます。
kintoneプラグイン開発について
まずはcybozu developer networkが参考になります。
パッケージ化する部分が一番ネックで、Cygwinやcloud9に慣れていない場合はわりと躓きます。以下が参考になります。
あとはslideshareに参考になるドキュメントが見つかったので、こちらを参考にされると良いかと思います。
プラグインの読み込み
パッケージ化した後は、それをkintoneに読み込むと完了です。私の場合は何度も行っていたので慣れていた部分もあったのですが、とあるタイミングで急に「不正なリクエストです」というメッセージが表示されるようになりました。
「不正なリクエストです」エラーの原因
これまでは正常に読み込めていたので、変更した何かが原因なのは分かりますが、それほど変なことをした覚えはありません。「不正なリクエストです。」という不親切なエラー内容だけでているので、原因がわかりません。変更前のJavascriptファイルの差分を取ってみましたが特に問題は無い。他のパッケージを試しに読み込むと正常終了します。
んー、と悩んでいると、ふと思い出しました。manifest.jsonかもと。。
以下が、「不正なリクエストです。」エラーが出るmanifest.jsonです。どこに原因があるか分かるでしょうか?
原因は”version”の設定でした。「1.0」をこの例では設定していますが、整数で設定しないと駄目なようでした。おそらく、”manifest_version”も小数点で指定すると同様のエラーが発生すると想定されます。もちろん”version”:”1.0″としても同様のエラーとなります。
まとめ
バージョンを1.1、1.2など小数点刻みでやりたいなと思ったのですが、それをやると「不正なリクエストです。」というエラーになることが分かりました。もしプラグインをkintoneに読み込む際に「不正なリクエストです。」というメッセージが出たら、manifest.jsonの”version”と”manifest_version”の値を確認してみましょう。小数で指定している場合は整数で指定するようにしましょう。