ボタンクリックでテーブルに1ヶ月分の行生成が可能に【kintone日付変換プラグイン】

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弊社で提供している日付変換プラグインでは、日付に対する加算・減算と日付の書式変更をすることが可能です。今回、日付変換プラグインにテーブルへの1ヶ月分の行を生成する機能を追加しましたので、これについてご紹介したいと思います。

テーブルへの1ヶ月分の行生成機能の概要

本機能を用いることで、kintoneアプリ内のテーブルに1行1日付で1ヶ月分の列を一括追加することが出来るようになります(有償版のみ対応)。

機能的な動きは次のようになっています。

  1. プラグイン設定画面にて、テーブルへの行生成用の設定を行う。
  2. アプリの追加画面・編集画面にて、テーブルへの行生成用ボタンが表示される。
  3. ボタンをクリックすると、指定日の1日~末日までの行を自動生成する。※テーブルへの日付変換設定ももちろん有効

本機能の使いどころ

この機能は、

  1. アプリ内の1レコードを月単位で登録する
  2. レコード内のテーブルに、1行1日付で入力する

といった構成になっているアプリの場合に活用できます。

例えば、次のような日報アプリでの活用が可能です。

kintone日報アプリ(月単位申請)

このようにテーブル内に1行1日付で1か月分の行を登録する形のアプリの場合、テーブルの+ボタンを追加して1行ずつ行を追加する必要があります。また、行を追加した後に日付フィールドを設定する、という作業も発生します。(例えば上記の例の場合、2018-08-06の行の+ボタンをクリックして行追加後、追加行の日付フィールドで2018-08-07を入力する)

このような形のアプリの場合、次のような点が少々使いにくいと想定されます。

  • 行追加→日付設定、という作業を行追加の度に行う必要があり、少々めんどくさい。
  • 日付の設定を間違えてしまう可能性がある。(例えば複数行で同一日付を設定してしまう)
  • ユーザには1ヶ月分の日付を全て行として入力して欲しいが、ユーザによっては出勤日のみ登録して運用が徹底されにくい。
  • 日付とあわせて曜日や休祝日も表示することでパッと見て分かりやすくしたいが、kintone標準機能では表示出来ない。

このような点に、本機能を用いることで解消することが出来ます。

本機能を利用したアプリ例

先ほどのサンプルのようなアプリに本機能を適用すると、次のような処理を実現することが可能です。

  1. ボタンをクリックすると、基準日付の月の1日から末日までの行が一括生成される。
    【2019/04/09更新】開始日付を設定画面で指定できるようにしました。
  2. 日付変換設定と組み合わせることで、一括生成時に曜日や休日も表示できる。
テーブルの行生成

基準の日付については、日付フィールド以外に文字列(1行)フィールドも指定可能です。

生成ボタンは初回の1度のみクリックするような運用となります。一覧にデータがある状態で再度ボタンをクリックした場合、一覧を初期化する動きとなっています。

まとめ

有償版の日付変換プラグインを利用することで、テーブルへの行の一括生成をすることが出来るようになります。ちょっとした機能ではありますが、毎日使うアプリだからこそ、そのちょっとした点を改善すれば大きな効果にも繋がります。有償版の1ヶ月お試しにも対応していますので、是非お気軽にお試しください。