今年も残りわずかとなりました。読者の皆さまに支えられながら、こうして一年を締めくくれることに、心から感謝申し上げます。
2025年のIT業界を振り返ると、何よりも印象的だったのは、生成AIのさらなる進化と社会への定着です。
OpenAIが12月に発表した「ChatGPT Images(新バージョン)」では、生成速度が従来の4倍に向上し、構図や照明などの指示理解も精密化。
AIが“写真のような質感”と“デザイン意図”の両立を実現し、クリエイティブ分野に新たな変革をもたらしました(出典:OpenAI公式ブログ, 2025年12月16日)。
また、**GPTシリーズの最新版「GPT-5.2」および開発者向け「GPT-5.2 Codex」**も12月にリリース。
知識ベースが2025年8月まで更新され、コード生成・自然言語処理の双方で精度と応答スピードが大幅に向上しました。
さらに新しい「ChatGPT Atlas」は、ブラウザ機能と統合され、AIを通じてウェブ検索・資料作成・画像生成が一体化。
“AIと共に作業する”環境が、いよいよ現実のものとなりました。
国内でもAI活用が進みましたね。
キリンは独自AI「フジワラ」を開発し、ビールづくりの最適化に活用。
また、多くの中小企業が自社の業務に生成AIを組み込むなど、「AIを使う企業」から「AIと共に考える企業」へと進化しています(出典:ITmedia, 2025年12月17日)。
一方で、OpenAIは12月に「ChatGPT Atlasのセキュリティ強化」と「思考経路(Chain-of-Thought)の監視研究」も公表。
AIの安全性と透明性の両立が、次のフェーズのテーマになりつつあります。
振り返れば、AIはこの一年で“当たり前の存在”になりました。
アシスタントとして、創作のパートナーとして、そして時には静かに話を聞いてくれる存在として──
技術がここまで人の感情に寄り添うようになった年は、これまでになかったかもしれません。
2026年は、AIが社会のあらゆる分野で「人と共に歩む年」になる予感がします。
わたしたち一人ひとりが、AIという新しい“仲間”とどう向き合うか──
その姿勢が問われる年になりそうです。
今年一年、ありがとうございました。
来年も、テクノロジーの変化を楽しみながら、少しだけ心を温める話題をお届けできればと思います。


